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*セブドラ日記 [#q246d90e]
即死攻撃はキツイよー
**熱砂の闇 [#c34152a0]
「スフェリオン八洞には入らない方がいい」
迷いやすいからというのが、兵士の言っていた理由だったか。実際に中に入ってみるとそれほど難解な道になっている訳でもなく、&ruby(フロワロ){滅びの花};が侵食しているものの、崩落の危険性もなく、モンスターも親友していない。西と、東の鉱洞についてはそうだった。
だが、南の洞窟では多数の敵と、初めてみる種の&ruby(ドラゴン){竜};がその闇へと手招きをしていたのだ。
「外には居なかった奴ね……」
僕らの前に現れた狼と狸は、何れも初めて見る姿だった。未知の敵を相手にする時には、やはり大きな緊張が走る。遠くに竜の影が見えた事も気になるが、どうやらこちらに向かってくる気配は無いようだ。
「まずタヌキから片付ける。前みたいに幻惑されてはたまらないからね」
「了解、あたしは敵を引き付けるわね」
ビリッチが盾を構え、ノーラは聖声の準備をする。僕はまず様子見の&ruby(マナバレット){魔力弾};を放つ。魔力談はタヌキの体を弾き飛ばしたものの、一撃で倒すには至らない。が、次ノーラの一撃でも倒せそうか?
ガンッ!
狼と狸の攻撃は単調に飛びかかってくるのみであった。攻撃をい引き付けるビリッチは危なげ無く盾で弾く。狸はノーラに任せ、次は狼に狙いを定める。ビリッチも剣に握る手に力を入れ一歩踏み出した。その動作に合わせるように狼はくるりと振り向き、先ほどとは全く違う鋭い突進を繰り出してきた!
「うっ!…大丈夫!それほど重い攻撃じゃないわ!」
防いだ盾ごと若干押し込まれる形にはなったものの、手を振って無事をアピールする。回復の必要は無いということか。右手の方では、ノーラが狸を縛り倒していた。
&ruby(イビルドラゴニス){邪竜}; &ruby(フロワドラゴニカ){魚竜};