*セブドラ日記 [#c165917e] 「橋を渡って最初の敵と当たった時」の感覚をがっつり味合わせていただきました。 Lv 50を超えているっていうのに、雑魚戦でも気が抜けない…… **熱砂の火竜 〜世界協定締結〜 [#v1f75127] 「逃げられちまったようだな」 声に振り向くと、二人組のルシェの姿があった。ルシェ王の側近(どういう身分だったか……?)、ジェッケにパントロワの両名だ。 「キャンプの方には来ていないっていうからどうしてるのかと思いきゃ、ずっとここらで戦ってたのかい?トドメはさせなかったとはいえ、流石だなあ!」 「……詰めが甘い」 「な…!ちょっと、何よその言い方!」 陽気なジェッケに対して、パントロワの方は厳しい表情を浮かべている。ともすれば責めているような口調に反発したノーラが声を荒げる。 まあまあ、と向こうはジェッケ、こちらはビリッチがなだめに入る。確かに取り逃がしっはした。しかし…… 「&ruby(フレイムヴェイル){炎の護り};によってこちらを寄せ付けず、終始、一定の距離を守り&ruby(ロックキャノン){岩飛ばし};とブレスによる遠距離攻撃を仕掛けて来る上にそもそも空を飛ぶ竜を相手に逃げられない為の効果的な手段があるというならば是非ともご教示戴きたい物ですね」 あの見た目より&ruby(チキン){慎重};な竜との対峙はそれほど長くなく、それほど苦戦したわけでは無かった。直接攻撃が届かない以上、僕一人がアタッカーでビリッチとノーラの二人が回復役というフォーメーション。どちらかというと楽な戦い方ではある。&ruby(キュア){回復};の援護を受けながら&ruby(メイジズコンセント&マスター・ショック){集中極練電撃};を放つのみ。 それ以上にやりようがないのだ。流石に炎に突っ込めと言う訳には…… 「炎など気にせず突っ切ればいいのだ。それだけの防御を敷いているなら尚更、効果のある奇襲となろう?」 ……ああ、そうだ。&ruby(サムライ){一刀断ちの剣客};だったか。 「と、とりあえず報告に行くぞ。王もお前達の事を認められる事だろう」 ………… …… こうして結ばれた世界協定だったが、第一回会議の時点でその効果にはまだ疑問符が拭えないものとなった。各国の思惑が強く出ている現状に、エメル女史の嘆息が漏れる。 フレイムイーターの逃走後の世界情勢は、以下の模様になっている。 +アイゼンの火山地帯に逃走したと見られるフレイムイーター +エデンの空を制するインビジブル +未だ消えぬネバンプレスのフロワロ…更なる帝竜の存在か +マレアイアに迫るドレッドノート まず制空権を取り戻し、飛行艇が使えるようになれば様々な事が楽になるだろう。 そう判断した僕らは、インビジブル討伐のミッションを承ける事とした。 プレロマのファロ学士が指揮を執っているらしい……大丈夫だろうか? ---- フレイムイーター弱っ!ていうか逃げやがった! さてノザン・ペスタに向かった一行ですが……ははは、敵強いですな。